社会人であれば、ほどんどの人が利用しているのではないですか?USBメモリ。フロッピー時代が終焉しUSBメモリの時代になって、はや10年位経過するんですかね。今はフロッピーが簡単に手に入らず、流石にフロッピーが必要だった業務もUSBメモリに移行してるんではないかと思います。どちらも持ち運びという面では便利なのですが、データ容量が全く違います。フロッピー(1.44MB)、USBメモリ(2GB以上)と言ったところでしょうか?そしてUSBメモリの方がサイズ的にも小さく取扱いがしやすい。実はここが問題となるのだ。
フロッピーではなかったことがUSBメモリでは問題となる
情報漏洩の殆どがUSBメモリの紛失が多いのだ。インターネットを経由して情報漏洩することよりも、人為的なミスでの情報漏洩がとても多い。そしてこのUSBメモリはそれだけではなくウィルスを拡散させる恐れもあることを忘れてはいけない。ここら辺のことについてどうすれば良いかを筆者の考えを記載したいと思う。フロッピーは大きさと形的に以外と紛失しずらく、容量も小さかったこともあり、紛失していたとしても特に問題視していなかった。そしてコンピューターへ自動認識をフロッピーはしない。ここが大きな違いなのだ。
USBメモリを紛失を防ぎ紛失したときのことを考えよう
- USBメモリの紛失を防ぐのに有効なのが、キーホルダーを付けておくのが良い。ただこれだけで、USBメモリ紛失を防ぐことが出来るのだ。
- USBメモリ紛失の事を考えて、ロック付きUSBメモリを利用しよう。特に情報漏洩してはいけないようなデータを保存しておく場合には必須である。
この2点をするだけで万が一のことが防げる可能性が高まるのだ。
ロック付きUSBメモリとは
USBメモリの中には、保存しているデータの一部だけを暗号化してパスワードを設定できるものから、USBメモリ自体にパスワードを設定しておけるものがある。USBメモリ自体にパスワードを設定しておけるものにも様々で、ソフトウェア的に行うものと、ハードウェア的に暗号化を設定しておけるものがある。パスワードを設定しておけば、パスワードの入力間違いが何回か続くと、フォーマットしないとUSBメモリが利用できないように出来ている。本当に大切なデータを取扱うのであればハード的にロックを掛けられるものをお薦めする。若干価格は高いが、大切なデータの紛失・漏洩を考えたら安いものである。実はこのハード的にロックを設定できるUSBメモリは数が少ない。筆者お勧めのUSBメモリを次に記載したいと思う。
- 「キングストン Kingston USBメモリ 16GB USB3.0 セキュリティ機能付き DataTraveler Locker+ G3 DTLPG3/16GB 5年保証」
- 「キングストン Kingston USBメモリ 32GB USB3.0 セキュリティ機能付き DataTraveler Locker+ G3 DTLPG3/32GB 5年保証」
- 「BUFFALO 強制暗号化 USB3.0 セキュリティーUSBメモリー 4GB RUF3-HSL4G」
- 「DM USBメモリー USB2.0対応 スライド式 指紋認証 セキュリティ暗号化 (32GB, シルバー)」
ここら辺がお勧めである。筆者も色々探して利用しているのだが、ハード的に暗号化して安全性の高いものはキングストンのこのモデル以上のものとなる。キングストンにはもっと高価なUSBメモリもあるが、価格的に考えるとここら辺がお勧めの商品となる。
セキュリティソフト付きUSBメモリも検討してみよう
今のコンピューターはUSBメモリを挿入すると自動認識しますよね?実はこれが問題なのです。USBメモリを介したウィルスというものが世の中にはあります。このウィルスはコンピューターへUSBメモリを挿入し自動認識した瞬間にウィルスがコンピューターへ浸入します。悪いものになると、更に同一ネットワークの端末までウィルスが蔓延するようなものも多くあります。これは大切なデータをUSBメモリで取り扱うこととはまた別物です。漏洩しても良いようなデータをUSBメモリで取り扱いする場合にも注意が必要となります。それでは、対策するにはどうすれば良いか?次に記載します。
- USBメモリに入れるデータはウィルスソフトでスキャンしてからUSBメモリへ入れる。
- USBを持ち運ぶ前にUSBメモリをウィルススキャンしてから持ち運ぶ。特に他の人へ渡すケースは最低限のマナーです。
- 当然の事だが、USBメモリを挿入するコンピューターにはウィルスソフトは必ずインストールしておくこと。そして最新版にしておくこと。
- セキュリティソフトがインストールされているUSBメモリを使用する。
ここら辺が対策となってくる。上記3つは必須事項である。そして最後のセキュリティソフト付きUSBメモリだが少しばかりここで紹介しようと思う。
- 「エレコム USBメモリ USB3.0 トレンドマイクロ製ウイルス対策ソフト搭載 8GB ブラック MF-TRU308GBK」
- 「エレコム USBメモリ USB3.0対応 Windows10対応 Mac対応 暗号化セキュリティソフト付 ノック式 64GB ブルー MF-PSU364GBU」
- 「ハギワラソリューションズ 管理ソフト対応セキュリティUSB3.0メモリ(マカフィー)/4GB/1年ライセンス HUD-PUVM304GM1」
- 「Kingston Technology DataTraveler Vault Privacy 3.0 Anti-Virus 16GB」
こう見るとパスワード機能、ハード的暗号化、セキュリティソフト付きなど色々ある訳だが、自分にあった容量で手ごろな価格なものを選ぶと良いでしょう。以前よりもこのような機能を持ったUSBメモリは安く手に入るようにはなってきている。是非、仕事上で利用する場合にはこのようなUSBメモリを使用することをお薦めいたします。また、ウィルスソフト付きに関してはライセンス使用期間がありますので、そこら辺は考慮して購入してください。
“USBメモリの取扱いの注意点(個人情報保護やウィルス対策に対する利用方法)” への1件の返信