文書作成や表計算で真っ先に思いつくのは「Microsoft Office」と答える方が多いかと思います。実際に会社等の仕事で「Microsoft Office」を利用されている方が多いのも事実でしょう。
ドキュメント作成分野でMicrosoftが独占されている状況は個人的には余り好ましいコトではないような気がしています。「Microsoft Office」はクラウドサービスの「Microsoft OneDrive」と連携が良いことは確かなことです。
しかしこの独占市場に少しずつジャブを入れているサービスがあります。それは「Googleドライブ」です。私も使わずに過ごしてきた為、この凄さがイマイチ不明なモノでした。
過去にGoogleドライブの事について調べたことがあるのですが、その時に抱いた感想は他のクラウドサービスを利用した方が良いかな?という結論でした。だからGMailの利用しかしていませんでした。使わず嫌い?
長い間Googleドライブのイメージは余り良いモノではなかったのですが、完全に覆されました。先日たまたまGoogleが提供している表計算「Googleスプレッドシート」を試しに使ってみたところ、もしかしたらExcelより凄いんじゃないか?って思えるようになってしまいました。
何となくですが、ExcelよりもGoogleスプレッドシートの方が無限の可能性を秘めているような気がしてなりません。WordもGoogleドキュメントで十分。しかも15GBまでなら無料。
情報漏洩に無縁のモノであれば、Googleドライブが便利なのでは?
と言うような感想しかありません。今まで使わず嫌いだったのが、コレは使えるかもしれないと思い始めたので記事にしてみます。
Googleドライブの凄いポイント
Googleドライブはソフトウェアというよりもブラウザ上で動作するWebサービスとなります。そして15GBまでなら無料であることも素晴らしいのですが、有料でこれ以上の容量に増やすことも可能です。
15GBの容量は相当大きいですよ。通常の文書が2~3MB程度ですから。テキスト文字の文書だけで使い切るのには余程なコトが無い限りあり得ません。
クラウドサービスですのでネット上のディスクになります。ネットブラウザが使用可能であればOSを選ばず、どんなプラットフォームからのアクセス可能です。パソコン・タブレット・スマホと現代は1人で複数の端末を使用している場合、このようなクラウドサービスは情報共有するのにはとても便利です。
Googleドライブの概要
さまざまなファイルを保存
ドライブでは Google のオンライン ストレージを無料で 15 GB ご利用いただけ、写真や文章、デザイン、描画、音楽、動画など、何でも保管しておけます。
引用元:Googleドライブ
何やらコレだけでも凄そうに感じるんですけどね。
OCR機能がかなり使える!
GoogleドライブにはPDFファイルや画像ファイルに埋め込みされている文字列をテキスト変換してくれることが出来ます。
この機能はEverNoteにも備わっているのですが、無料でココまで出来るのは素晴らしいとしか言いようがありません。
詳細についてはGoogleドライブの説明ページである「PDF や写真のファイルをテキストに変換する」を参考にして頂けたらと思います。PDFからテキストに変換するのは分からないでもないのですが、画像ファイルからテキスト変換できるのは只者ではありません。
ファイル形式変換可能(PDF変換も装備)!
PDF変換というと「Acrobat Writer」のようなソフトウェアが無いと出来ないというイメージがありますが、Googleドライブは違います。
PDF変換も可能なのですが、Word文書からGoogleドキュメントへ。ExcelからGoogleスプレッドシートへ。こんな変換も可能なのです。
クラウドサービスでファイル変換が簡単に出来ると、パソコンからだけではなくスマートフォンからも同様なコトが可能になります。
Googleさん凄すぎませんか?
コレ無料で良いのですか?
ファイル共有機能が簡単に行える!
クラウドサービスには大抵装備されているファイル共有機能なのですが、Googleドライブの場合のファイル共有は非常に簡単です。
不特定多数の人へのファイル公開も可能です。ウェブサイト(ブログ)を運営されているような方で自分で作成したGoogleスプレッドシートを公開したい場合、閲覧のみ公開でファイルを発信することが可能になります。
ファイルやフォルダを共有
どのファイルでも、他のユーザーを閲覧、ダウンロード、共同編集に招待できます。ファイルをメールに添付する必要はもうありません。
引用元:Googleドライブ
何か分からないけど凄そうと思われる方が多いのではないでしょうか?
Googleスプレッドシートが只者ではない!
私が一番興味が惹かれたのは「Googleスプレッドシート」です。「Microsoft Office」で言うところの「Excel」となり表計算が可能になります。このGoogleスプレッドシートですが、Excelでやろうとすると大変だったようなコトが簡単に出来ることが可能になるケースがあります。
私が関心したのはGoogleFinance関数です。
日本株銘柄は取得できないのですが、日経平均や為替、NYダウ等の世界経済の指標を簡単に表示することが出来ます。ここでは詳細については触れませんが、Excelで実現が難しかったことが出来る。コレにはビックリしました。
Googleスプレッドシートの弱点としては1つのファイル容量の制限が厳しいところでしょうか?複数シートを作成するケースには向いていません。
しかしどこかのサイトのスクレイピングをするケースに置いてはクラウドサーバー経由で行うため、不正とみなされる可能性が低くなるんじゃないかと思うのです。コレだけでも色々な情報収集するのにGoogleスプレッドシートを利用するのはメリットのような気がしてなりません。
GoogleドキュメントとGoogleスライド!
「Microsoft Office Word」に変わる機能としては「Googleドキュメント」。
プレゼンは「Microsoft Office Powerpoint」に変わる機能として「Googleスライド」というモノが用意されています。
15GBという容量を超えなければ無料で利用できます。情報漏洩しても良いようなファイルしか作成しないような個人においては、「Microsoft Office」って必要なの?
と思わされてしまう内容となっています。家庭でネットはするけどOfficeを利用するコトは結構少ないような気がしますけどね。
Googleドライブ内の検索機能がヤバい!
クラウドサービス全般的な印象なのですが、クラウド上に保存しているデータの検索のし易さはGoogleドライブは良い印象があります。
EverNoteを利用されている人は、恐らくEverNoteから離れられないのでしょうけど有料ですからね。
Googleドライブは無料ですから!
まとめると
家庭で個人用パソコンに「Microsoft Office」をインストールして利用されている方が圧倒的に多い時代です。ただ数万円掛けて「Microsoft Office」のライセンス購入して利用していますか?
私の場合、家でWord・Excelを使う頻度はかなり少ないです。
今回Googleスレッドシートを使ってみたら、Excelよりもポテンシャルの高さがあるような気がしてしまったので、敢えて記事にしてみました。
ちょっとしたモノしか作成しないのであれば、Googleドライブで十分なんじゃないでしょうか?
GoogleCromeに拡張機能をインストールすればオフラインでの利用も可能であるようです。
何だかんだ言っても「無料」という言葉は魅力的です。(〃艸〃)ムフッ